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2008.09.20 (Sat)

実家の仕事

こんにちは、あずきです。
ひと月ほど前、この本を読みました。

戸村飯店青春100連発戸村飯店青春100連発
瀬尾まいこ

理論社 2008-03-20
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スイマセン。 またもや瀬尾まいこサンの作品です。

さて、この本の主人公は、そこらによくある町の中華屋の息子たちです。

彼らの住まいは店の二階で、店を通らないと自分の部屋にも行けない間取り。
しかも場所が大阪ですからねぇ。
近所の人や常連のおっさんたちが、平気で私生活に立ち入って来るような
そんな暮らしぶりです。

でまあ、そういうもの全般に関する、兄弟の受け止め方の違いなんかが、描かれている作品なんですが・・・・。

うちの実家も近いものがあり、なつかしく感じる部分が多々ありました。


うちの場合は自宅兼縫製の工場だったんですが、同じようにプライバシーが保てない作りでしてね。
急遽増築した関係で、玄関横に工場①があり、台所とか個人の部屋を通過した突きあたりに工場②があったのです。

うちがやっていたのは、洋服のボタンをつけたり、その穴をかがったり、と
その部分だけをする仕事です。

s-ボタン

縫製工場の下請けで、1枚やって20円とか、そういう世界の仕事でした。
今はもう、コストの関係で、ほとんど国内では仕事がないでしょう。

ワタシが子どもの頃は、オカンが寝ている姿を見たことがありませんでした。
朝起きるとミシンを踏んでいて、風呂から出た後もミシンを踏んでいた。

s-オカンミシン

当時うちには膨大な借金があり、それをこの単価で返そうというのですから、
そりゃあそれくらいしないといけなかったのでしょうね。

効率アップのため、やれることは子どもにもバンバンやらせます。

出来上がった製品を重ね、数を数えておくのは、当然私たちの仕事でした。

s-あずき服畳む
毎日学校から帰ると、今日やるべき仕事が、すでに用意してあった。

ワタシもね、幼心に分かってはいたんですよ。
「うちはそうしないと仕方ないんだ」 って。

でもやっぱり、それをしないと遊びにいかせてもらえない自分や、埃と糸クズにまみれた自分の家は、よそに比べてみっともないと思っていた。
心の中で、「自分が結婚したら、絶対こんな暮らしはしないぞ」 と誓っていたのです。

本の中でも、器用に立ちまわれる兄は、高校卒業を機に実家を離れていきます。
別に実家を嫌悪しているという程ではないが、ここは自分の居場所ではないと思っていた。

ワタシもどちらかというと、こういう気持ちでしたね。
東京へ行こうという勇気はなかったけれど、結婚したら一気に別の世界へ行きたいと思っていた。

勤めた先も、旅行代理店と広告代理店。 そういうものに憧れていたのです。
料理教室に通ったり、本格的にお菓子作りを習ったりしながら、素敵なお母さんになる準備を整えていました。

けれどそんな兄も、離れてみて、好きとか嫌いとか超越したものが、自分の中に染みついているのだと気付くのです。
そして、最終的には、自分から大阪へ戻る決心をする。

読んでいて、ワタシの中にも、なにかそういう理屈でないものがあるのかも知れない
と感じました。

憧れていた世界を覗き見たものの
結局、(何の因果か)自営の道を選んでしまったワタシ。

もちろん、この職種に 「積極的になりたかった」 訳ではありませんがね。

結婚を決める時、なぜか、「他の人よりは 辛抱できる」 という気はしたのです。

10年間、女将さん業の傍らでパートに行けたのも、

たぶんオカンの姿が目に焼き付いていたからだと思う。




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13:17  |  過去の思い出日記  |  トラックバック(0)  |  コメント(10)

Comment

私の家も自営業でした(´;ω;`)
貧乏時代→好景気→破綻
こんな感じ(@_@;)
なので今でもサラリーマン生活が好きです
好景気の後の破綻は結構辛かったなぁ
家族もバラバラだったし・・・
オカンのように頑張っている姿がみれたら
もう少し違っていたのかも(*^_^*)
今でも笑って話せる話ではありませんが
まぁ過去のことですね・・・
あずきさん10年もパート頑張っていたんだぁ
やっぱさすが!i-189
プチトマ |  2008.09.20(土) 13:40 | URL |  【編集】

アズキさんのルーツ

アッパレなオカミやなと思い、いつの間にか
このブログの「ストー蚊ー」(ペンペンさんのパクリ)
になりましたが、今日の記事でアズキさんの
強さの秘密が分かりますた

「食の道は一本道」(篤姫のパクり)

食の安全が根底から揺らいでる今こそ目先の利を追わず
愚直なまでに信念を貫く一本道を歩んでください

「浮利を追わず」(住友家家訓のパクリ)
目先の利益を追いかける者は大局を見誤るという教訓です

(昼からワインでパクリばっかり...)

ところで、中国の輸入あんこから毒が...
老舗和菓子やでさえ今や輸入あんこを
使ってるのかとびっくり!
そんなこと、どこにも書いてない

てっきり職人が伝統の技と味で手作りかと
信じてたのに...

金融の世界は100年に一度の危機、
猛烈な信用収縮だけど、食の世界も然り
「食の信用収縮=不信」の瀬戸際でしょう

このままじゃ誰も外食しなくなりまっせ
何食わされるか分かったモンじゃない...
酔虎 |  2008.09.20(土) 14:31 | URL |  【編集】

イヤだったはずなのに何でかね?

あ~~、あずきさんちもそうだったのね。
私の実家も自営業。「三丁目の夕日」の鈴木オートそのまんま。
屋根裏に住み込みの若い衆もいて、プライバシーってナニ?状態。
月末には集金袋を渡され、お得意様をまわって、集めてきた売上げをジャラーっと。
そのなかからひと月のおこずかいをもらってました。
かかって来た電話にはまず、「毎度ありがとうございます。○○タイヤです。」と
言わなきゃならない。年中無休。
サラリーマン家庭はいいなあとあこがれてたのに何でかねえ。。
戻っちゃうのが不思議。
そうか、他の人より辛抱できる、か。それもあります。
あと、生活に必要なお金をどうやって稼ぐのか、親の姿を見て知っているから、
専業主婦に収まってはいられないのかも。
でも、ウチの息子には店を手伝わせてません。息子といるときだけが家庭を感じる場所だから。
きらりん |  2008.09.20(土) 15:02 | URL |  【編集】

ワタクシも実家は自営ですから
玄関は店の入り口です。
確かに昔はそんな家に不満もありましたが、
不思議と年を重ねるごとに好きになっていきます。

古いし貧乏でしたけど、いっつもお母さんがいてくれて、
学校で嫌な事あっても元気でいれたのは
お母さんが働く姿を毎日見て、
一緒にいてくれたからかもしれません。
はちみつココア |  2008.09.20(土) 23:19 | URL |  【編集】

私の実家も・・・

私の実家も お店をやっていまして 玄関ドアというものがなく・・・
一番嫌だったのが たまに 両親が用事でいなくてお店を閉めている日
学校帰りに友達と家の前で「じゃぁね~ヾ( ̄◇ ̄)ノ」なんて手を振った後 サビサビの重たいシャッターをガシャガシャ持ち上げて開けなきゃいけなくて(ボロすぎてなかなか動かないしi-201)・・・思春期の私にとってはすごく恥かしくって嫌だった思い出です
その時のトラウマか・・・子供の頃から 結婚したら絶対「玄関ドアがある家に住みたい!」って思っていた私です(今の家は玄関ありますよv( ̄ー ̄)vイエーイ)
そうたママ |  2008.09.20(土) 23:43 | URL |  【編集】

子供の時からエライ!

あずきさんて子供の時からエラかったんですねぇ!

自営業の我が家でも同じことで
子どもの時から家業を手伝わされているウチの子達はあずきさんみたいに強く育ってしまいました。(笑)

オカンさま、今はとってもお幸せそうで良かった~!

こういうお話が読みたくて
今ではワタシも立派なあずきブログの「ストー蚊ー」です。(酔虎さまのパクリのパクリ)

akiko |  2008.09.21(日) 02:06 | URL |  【編集】

いい話でした。自営って大変ですよね。子供も大変ですよね。でもそのおかげで忍耐のある人間になったんだろうなあとおもいます。何事も無駄にはならないですね。
uta |  2008.09.21(日) 03:42 | URL |  【編集】

コメントありがとうございます

プチトマさん
記事には書きませんでしたけど、ワタシも生まれた頃は社長の娘でした。
オカンは勤め先の若社長と結婚した途端、こんな生活になっちゃったのです。
ホントにね~、「よく辛抱したな」 と思いますよ。

酔虎さん
(艸д+●)アチャァ
ワタシの大好きな「あんこ」まで中国産が幅を利かせていたとはっ!
丸大食品の件といい、今は、当然国内産だとで思っていたものにも
中国産が使われているんですね。
今や自給自足じゃないと安心できない?!

きらりんサン
そうですね、ホントはリーマン妻が憧れでした。
でも、私たちのようなタイプじゃないと自営の妻は務まらないかも。(笑)

ただし、自分に子どもがいたとしたら、どうだったかな・・・?
ツライ思いをさせていたかも知れません。

はっちー
はっちーの実家は、家族仲が良くて羨ましいですよ。
うちはもう、両親も離婚したし、実家には行けないからね。
たま~に遠くから眺めるくらいです。

そうたママさん
ワタシの親友にも八百屋の娘がいて、よくシャッター開けましたよ。
あれ、相当うるさいわよね。(^д^;)

その子も今は、素敵なマイホームに住んでおります。
夢が叶って良かったですね♪

akikoさん
そうみたいですね。
親としては、子どもがあんまり強すぎるのも淋しいみたいです。

今は同居することができ、店のことなどを甘えている部分もあるので、
お互い持ちつ持たれつですがね。

utaさん
自営は大変だけど、親の働く姿を見ていたので「稼ぐ」大変さは分かりました。
でも、その分嫌な面も見ましたけど・・・。

何事も、言い訳にせず、自分の糧にしたいものです。 自戒も込めて。
あずき |  2008.09.21(日) 09:37 | URL |  【編集】

私はサラリーマン家庭でそだったので、なんか会社員というのになりたくなかったくちです。つむじまがりなんですね。銀行でOLなんかしたこともありましたけど、自営とちがい、楽といえば楽だなっておもいました。でも!企業にはリストラがある!自分の商売ですから、子供のように(ってこどもいませんけど)おおきくなるのがたのしみです。お友達夫婦がデイスパ(エステサロンというのでしょうかね)を経営してるんですけど、そこも、掃除担当はおくさんだったりして、(大手なんかは清掃係のかたにきてもらうんですけど、ここは奥さんでした)やっぱりオーナーほど、じぶんの店をきれいにしようって思う人は他にいないもんなっておもいました。わたしもいろいろしますけど、掃除担当でございます。

お誕生日おめでとうございまーす!今日本で21日ですもんね!
はなこ |  2008.09.21(日) 10:13 | URL |  【編集】

>はなこサン

ワタシもOL経験アリですが、やはり給料もらってると甘えが出ますな。

自営は、いい意味でも悪い意味でも自己責任。
毎日自分を試されている気がします。
プレッシャーに弱い人にはツライわ。σ(´∀`me)??
あずき |  2008.09.21(日) 12:28 | URL |  【編集】

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