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2008.08.02 (Sat)

自分の感受性くらい

こんにちは、あずきです。

昨日いただいたコメントの中に、「感受性」 という言葉がありました。
感受性・・・・・う~~ん。

実は、機会があったら書いてみたいと思いつつ、躊躇していたことがあるのです。

ただ、昨日の今日ですしね(笑)、くしくも今日は土曜日。
思い切って、書いてみようかしら?

ドン引きされるかもしれませんが・・・、今日はなんと 「詩」 のご紹介です。


さて、おそらく、今、「すごく詩を読んでる」 ってヒトは、少ないと思うんですよね。
自称活字中毒のワタシでさえ、馴染みがない。

でもね、茨木のり子さんの作品だけは、かなり読みました。
感銘を受けた詩がいくつかあります。

今日、ご紹介するのは、ワタシが最初に出会った彼女の作品です。
よろしかったら、お付き合いください。

読んだいきさつは、こう。

ワタシが結婚する前、20代半ばでしょうかね?
それこそ胸が張り裂けそうな出来事がありました。

で・・・・
その時ワタシは、電車を3時間かけて乗り継ぎ、叔母の元へ行ったのです。
オカンには、泣いてる姿を見られたくなかった。

叔母は急な来訪にビックリしていましたが、泣くだけ泣かせてくれました。
で、「オカンが心配するから」 と泊めてはくれず、高速をぶっぱなし、その日のうちにワタシを家に返した。

で、そのあと、しばらくして手紙が届きましてね。
その中に、この詩が入っていたのです。

彼女が若い頃ある方から贈られた詩で、今も大切にしているという。

「今は分からないかも知れないけれど・・・・出来れば、ずっと覚えていてほしい」

そんな風に書き添えられていました。



でね

たしかに、その時はよく分からなかったのです。


s-あずき?



でも、15年経った今は、ちょっと違います。

読むたびに、考えさせられ、胸に響いてくるの。

あずき思い浮かべる





ワタシとあなたでは受け止め方が違うでしょうから、

あえて、その気持ちを説明することはしません。



とりあえず、興味のある方は、読んでみてちょうだい。




 

「自分の感受性くらい」     茨木のり子


        ぱさぱさに乾いてゆく心を
        ひとのせいにはするな
        みずから水やりを怠っておいて

        気難しくなってきたのを
        友人のせいにはするな
        しなやかさを失ったのはどちらなのか

        苛立つのを
        近親のせいにするな
        なにもかも下手だったのはわたくし

        初心消えかかるのを
        暮らしのせいにはするな
        そもそもが ひよわな志にすぎなかった

        駄目なことの一切を
        時代のせいにはするな
        わずかに光る尊厳の放棄

        自分の感受性ぐらい
        自分で守れ
        ばかものよ




いえね、何も感じなくても、別にいいんですよ。

ワタシも最初そうでしたし。(笑)


そもそも、「感受性」 なんてものは、

なくても、生きてはいける。




ただ・・・・


仮に、「感受性の乏しい人」 と 「感受性の豊かな人」 を比べてみたら



豊かな人の方が、倍の人生を生きられる気がします。


良くも悪くも。







ワタシの人生にはね、


たぶん金銭的な豊かさは訪れないと思います。



でも


「感じる」 という面においての豊かさは、手に入れられるかも・・・。





ワタシは時々この詩を読んで、


自分の感受性を計っている気がするのです。







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 今日の記事は、
 ちょっと、こっ恥ずかしいです。

13:14  |  本や映画・TVなどから  |  トラックバック(0)  |  コメント(17)

Comment

ありがとう♪

すごい素敵だな・・・一生大切にしたいね
叔母さんの気持ちが伝わるし
大事にしているあずきさんの気持ちも
私は親友のこと思い出しちゃった。
あずきさん(T_T)ありがとう♪
いま、ちょっぴりウルウルです・・・
プチトマ |  2008.08.02(土) 14:06 | URL |  【編集】

感受性

アズキさんにとっては心の琴線に触れる詩
だったんでしょうね

人それぞれ、自分の心の琴線に触れるものを
持ってるんじゃないでしょうか

私は下手くそな川柳を詠んでますが
発端は、太平洋戦争中に詠まれた
この反戦川柳です


 手と足をもいだ丸太にしてかえし


作者は鶴彬 これを詠んだ直後に特高警察
に捕まり、29歳で獄死しました

川柳と言えばユーモア文芸くらいに思ってた
当時の私に、この17文字は衝撃でした

まさに心のつぼにストライク
思春期の私の感受性を強打しました

皆さんも、それぞれ大事にしまってある
ものがあるんでしょうね...

酔虎 |  2008.08.02(土) 14:54 | URL |  【編集】

傷ついている気持ちを包み込む優しさ溢れる 耳に優しい詩ではないですね。一見厳しく 聞こえるし
でもじわじわとしみてくる感じ。
叔母さんの愛情感じますね。

この詩で自分の感受性を計るっていうの分かる気がします。
特に若い頃なんか、
人から与えれれることに慣れきって、ないものねだりばかりになりがちですよね。

そういえば最近の事件起こしている人達の決まり文句も、人のせい、家庭環境のせい、社会のせい。この詩を読んでみるといいのにと思います。
この詩がどれだけ心に響くか、分かりませんけどね。それに響くようなら心配要らないのかも。





 
lei |  2008.08.02(土) 14:57 | URL |  【編集】

日照りに慈雨

いい詩を紹介してもらいました。

誰もが自己を中心に考え心の赴くままに暮らしている。それが普通ですが、
たまに自分の心を見つめ振り返るのに良いですね。

両親と文学的な話、宗教哲学的なことを改めて話したこともありません。
またこどもにも特別に理想や生き方を語ったこともありません。
詩や文学・哲学的な書物に殆ど触れたこともないので話が出来ないと言った方がよいでしょう。
自分が特に目標や目的などを持って生きてこなかったからとも思います。

宗教・道徳・生き方を記したものに関しては良い言葉、良い話と結構受け入れらる部分もあります。
ただし全てではなく自分が本当に納得出来たところだけを再確認しているのかなと思っています。

神を信じているわけではありませんが神頼みはすることがあります。

自然を畏れ、人を敬い、感謝することは大切であり忘れてはなりません。

『暗いと不平を言うよりも すすんで明かりを灯しましょう』
bagabon |  2008.08.02(土) 15:01 | URL |  【編集】

茨木のり子サン。この名前、聞いた事あるな~って思いました。
そして、この詩も初めてじゃない気がします。
読んでるうちに、ワタシにしては珍しく涙がじんわり。最後の『ばかものよ』を読んで、あれ?これ知ってるかも!?と思いました。

学校の授業かな?でも、そんときは何も感じなかったんでしょうね。

なんだか、ワタシが最近感じてた事、うまくいかないのを全て旦那のせいにして、自分は逃げる事ばかり考えてたんじゃないかって。そこにこの詩。響きました。
正直、最後の感受性のくだりはよく解りません(^^ゞ
自分では乏しい方だと思います。
でも、『詩』って難しいですよね。書くのも読むのも。ってか、感じるものなのかな?

エッセーとか新聞の投稿とかは読むのスキです。

そーいや高校時代、片思いしてた時はポエムみたいなのを書いてたなぁ。あぁこっ恥ずかすぃ~

どうせ生きるんなら、笑って心豊かに生きていきたい。その方法は自分を変えていくことなんかなぁ、と考える今日この頃デス
ゆきこん |  2008.08.02(土) 15:22 | URL |  【編集】

忘れ物

あずきさん

今のσ(´ρ` )は少々スランプ。壁にぶち当たっています。
気分が乗りません。もがきあがいているところでした。

私の心の友は相田みつをさんでした。
茨木のり子さんもいいですね。忘れていたものを思い出しました。
ありがとう。
〃 ̄∇)ゞアリガトォーーーーーーーーーーーーーーー♪
barbafine |  2008.08.02(土) 17:50 | URL |  【編集】

ワタクシは感受性がどうかは分かりませんが、
すごく色んな事に浮き沈みしやすいタチです。
浮かび上がるのは人一倍早いんですけど。(笑)
その分、本当にちょっとした事で沈みもします。

この詩、身につまされる思いです。
ワタクシもしなやかでありたい、です。

好きなアーティストの1人に、「小谷美紗子」って人がいます。
その人の「自分」って曲を思い出しました。
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=S00860

あずきはんにはいつも色んな事教えてもらえて、
ここにくるようになって良かったーって
そう思う時がよくあります。(〃 ̄ω ̄〃ゞ
この詩、あの友人にも教えてあげたいなー。

はちみつココア |  2008.08.02(土) 20:13 | URL |  【編集】

お久しぶりです。

ご無沙汰してます。なんとか仕事もこなしてますが、まだまだ、体調が受け入れられず悪戦苦闘です。少し今の私にはこの詩はきついですが、もう一回読んで受け入れてみようかなあとなぜか思いました。

最近は辛い時、詩を書いたりしています。たまたま久しぶりにあずきさんのところに来てみたら、偶然詩があったので驚きました。
お菓子や |  2008.08.02(土) 22:02 | URL |  【編集】

あずきサンが、今もこの詩を折に触れ噛締めておられる事を
叔母様がお知りになったら、どれ程お喜びになるでしょう。

そして私も、今回ご紹介頂いた詩を拝読し、今後、
自身の未熟さを測る縁(よすが)のひとつにしたいと思い、
プリントアウトさせて頂きました。有難うございます。

今日も良い記事だと感じました。
kuririn |  2008.08.02(土) 23:05 | URL |  【編集】

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
 |  2008.08.02(土) 23:46 |  |  【編集】

詩人自身への叱咤のコトバ。

今日のあずき日記、タッチが違う~!なら、私もか~えよっと。

この詩は他の誰にではなく、自分自身にあてて書いたのではないでしょうか。
感受性をコトバにするのが詩人。
しかし、それを表現するのに、どれだけコトバを磨かねばならないか、
いえ、コトバを磨こうとすればするほど、自分のクスミが表れてしまう。
その戦いから逃げるなと、回路を絶つ、非常に潔い詩だと思います。
だからこそ、読む人の心を揺さぶるのではないでしょうか。

最近の残忍な事件の時に、新聞のコラムにこの詩が引用されていました。
きらりん |  2008.08.02(土) 23:53 | URL |  【編集】

同感。共感。

このことばに尽きます。
みちい |  2008.08.03(日) 00:37 | URL |  【編集】

コメントありがとうございます

プチトマさん
そうですね。
叔母が「覚えておいてほしい」 と言った意味が、今ならよく分かります。

小説にしろ詩にしろ、自分自身が変われば、感じ方も変わってくるもの。
寝かせておくことも、時には必要みたいです。

酔虎さん
ほほ~、酔虎さんの川柳は、思春期に端を発しているのですね。
しかも、大マジ。

この句に感銘を受け、今もここで川柳を詠み続ける酔虎さん・・・・
感受性はバッチリですね!

leiさん
そうそう。
最後に「ばかものよ」とか書いてあるから、ちょっとビックリしますよね。

叔母がわざわざ書き送ってこなければ、読み返すこともなかったと思います。

bagabonさん
ワタシも、家族とこーゆー類いの話はしません。
てか、他でも、日常生活では、なかなかこんな話はしませんよね。

匿名のブログだから、こんな話も出来るのかも。
ドン引きされなくて良かったです。ε-(´∀`*)ホッ

ゆきこんサン
とても有名な詩人らしいので、教科書かも知れないですね。
でも、若い頃に読んで胸に響く人は、あんま居ないと思うわ。

ポエムねぇ・・・(*^艸^*)
どんなの書いてたのか、ぜひ見せてもらいたいわ~。

barbafineさん
>>少々スランプ。壁にぶち当たっています。
あらまあ、気持的につおいbarbafineさんでも、もがきあがいちゃったりするんですね。

あたしゃ、手持ちの詩を紹介しただけですが・・・・
みなさん個々に感ずるところがあったようで、よかった、よかった。( ^,_ゝ^)ニコッ

はっちー
>>ここにくるようになって良かったーって そう思う時がよくあります。
そーでしょうとも、そーでしょうとも。
ここは、おたくにとって「シゴキ道場」。
普段ズタボロにされても・・・・
たまには、「やめなくて良かった~」と思うのよね。

お菓子やサン
ワタシも最初に読んだ時は、受け入れられませんでしたよ。
無理に受け入れようとする必要はないのです。

書くことで救われる、ということもあります。
お菓子やサンが、少しでも穏やかな気持ちを取り戻せますように。(´λ`)

kuririnさん
叔母と会っても、あの日のことや、この詩の話はしたことないですね。

でも、彼女は「この詩の意味が、必ず分かる時がくる」
そう信じて送ってきたのだと思います。

いろんな意味がこめられているだけに、忘れられない一編です。

鍵コメさん
いい名前だね! Σd(^・∀・^d)イカス!!

きらりんサン
ふふ。
今日のきらりんさん、文学評論家っぽくて素敵よ。

茨木のり子さんは、潔い凛とした作品が多いですよね。

詩を生業として生きるというのは・・・・
生半可なことじゃないでしょうねぇ。

みちいサン
今日はマイナーな記事だし、土曜日だし、こんなにコメントをいただけるとは
思っていませんでした。

案外共感してもらえ、うれしい誤算です。(pq´ω`*)






あずき |  2008.08.03(日) 01:10 | URL |  【編集】

うわ~ん!!

あずきさんっっ!!

泣きました!!

只々ありがとう!!
ケンママ |  2008.08.03(日) 13:34 | URL |  【編集】

>ケンママさん

あら、全米が泣いた?(←お約束でスイマセン)

今回自信なくアップした記事ですが、皆さんがいろいろと感じてくださったようで
嬉しく思います。

これからも、時々は語らせてもらっていいかしらね?(笑)

あずき |  2008.08.03(日) 14:11 | URL |  【編集】

 どんなに時代が変わっても、人が幸せになれるかどうかは
その人自身の問題なんですね。
 旦那の受け売りですが、ブルーハーツの歌に
「幸せ手に入れるんじゃない。幸せを感じる心を手に入れるんだ。」
という言葉があり、心に残っています。
 茨木のり子さんのこの詩も心に残る詩です。
 あずきさん、ありがとう<(_ _)>
butako |  2008.08.04(月) 22:05 | URL |  【編集】

>butakoさん

旦那さんの受け売りらしいけど、ブルーハーツのその歌詞、すごくいいわね。
グダグダの「女将ヒストリー」も、集約すれば言いたかったコトは、そこかも。

butakoさん、ありがとう<(_ _)>
あずき |  2008.08.05(火) 01:05 | URL |  【編集】

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