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2010.06.22 (Tue)

打開案

今回の記事は、「改訂版・女将ヒストリー」 の第21回。 
なお、1話目から読んで下さる場合は、こちらからどうぞ→ 「女将ヒストリー」

さて
前回の記事で、気持ち的には、移転する方向に決まったうちらですが・・・・

店を移転するというのは、かなりのリスク。
もちろん費用的にもそうですし、下手したら、今あるお客さんも失くしかねません。

ですから本来であれば、
「これは!」 という、理想的な物件に巡り合った場合にのみ
移転というのは決断するべき。

ですが、うちらの場合
大家さんから、また ”やいのやいの” 言い出されましてね・・・・


あずきいいえ分かんない


というか、いったんは保留になっていた下水の問題なのですが
ついにお隣の息子さんが、かなり強硬に迫った模様。

それでね・・・

なんと大家さんは

「それじゃあ、もうお宅に迷惑を掛けないよう

大家さん電話

○月○日までに、このビルは取り壊します」

な~~んて・・・・


こんな約束を
隣の息子さんとの間で、「すでに交わしちゃった」 と言うのですよ。

けど、うちらには了解を取ってないので

「了承してくれ」 と言ってきたワケです。

は~お手上げ



ただ、最初はあくまでも、その ”期日前に移転” と、言ってきましたが・・・・

それだと半年もないので
「いくらなんでも、そんな約束は出来ない」。

ですが、この時点では、もう気持ちは固まっていましたのでねぇ
「必ずしも、ここに居座ろうとは思っていない」し
「いい物件さえ見つかれば、移転するのも、やぶさかではない」 とは、いちおう伝えました。

けど、だからといって、それを大家さんの都合に合わせろというのは、
いかにも虫のいいハナシですよね。
だって、その日までに移転できなければ、うちらは収入源を失っちゃうワケですから・・・。

ですから、なにも、○月○日などと、きっちり日にちを決めず
お隣には、うちらが無事移転するまで

「しばらく、待ってもらえませんかねぇ?」


質問 提言 2



けれど、大家さんは
そんなこと隣の家が、「認めるはずない」。

大家さん 拒否 否定 ダメ


というか、「自分では到底説得出来ない」 と言い張るので
結局は私たちが、お隣に 直談判することに・・・。

あ、ですがね
もちろん、あちら側の話に、うちらが出ていくのは、おかしな話なのです。

ですが、もうこの大家さんじゃ
絶対に、埒が明きっこない。

s-あずきいいえ


ただ、この時の大家さんは
うちらに、ある提案を持って来ていました。

それは、もしオタクが期日前に出て行ってくれたら
オタクの移転にかかる費用を、「一部負担してもいい」 というもの。
つまり、「立ち退き料」 的なお話です。

ですが大家さん的には、あくまで無駄金は払いたくないワケで・・・・。
そのとき提示された金額は、本来支払うハズの、下水の工事代以下。 
つまり、工事代を負担したうえ、結局出て行かれるくらいなら
うちらに多少の金を支払ってやり、早目にサッパリしたいという考え方です。

けど、正直なところ、うちらも
ここまで話がこじれた以上、もう落とし所は、「それしかない」 と思っていました。
ですから、ようやくその話が出てきて、うちらとしては、ちょっとε-(´∀`*)ホッ

てか、それに対する金額的な交渉とかも

やろうと思えば出来たんでしょうがね・・・

う~ん 考える


なんか、そういうことは、うちら、もう したくなかったのよ。
ただ、大家さんにだって、うちらに対して、多少の責任は感じて欲しかっただけ。

ですから金額的な面では一切交渉もせず
あとは自分たちの交渉次第と、うちらは、すぐに頭を切り替えました。
だって、裸で放り出されるよりは、やっぱ多少でも援助は受けておきたい。

ですが、上手くやる自信などは、全くもってありませんでしたよ。
というのも隣のおばあさんは、とにかく耳が遠くて有名なヒトだったから。
 
なのでワタシたちは、あらかじめ要所要所を紙に書いておきましてねー
それをおばあさんに見せながら、とにかく誠心誠意お願いすることに努めました。

ですが、おばあさんも、その場で結論は出せないでしょうから
いちおう同じ内容を、手紙にも書いておいたの。
で、「これを息子さんに、お渡しください」 と言い残し、その日は帰ろうとしたんですよね。

そしたらね
おばあさんは、なんともう、その時点で

「分かりましたよ ( - _ - )ノ」

いきなりOKしてくれちゃったのです。


なのでうちらは、何かの間違いじゃないかと思い


「えっ?! 返事は、なにも今じゃなくててもいいんですよ。


いいえ (4)

というか、息子さんに聞いた方が、絶対いいと思うんですけど・・・・」

みたいな。



けど、おばあさんは、「私から、ちゃんと言うから大丈夫」 と言うのですよ。

てか
「あんたらは心配しなくていいから
頑張って、いいお店を見つけなさい。」 



お婆さんに直談判



おばあさんは、うちらに、そう言ってくれたのです。



うちらは、その言葉を聞いた途端、泣けて仕方ありませんでした。

そして、このおばあさんのためにも

絶対いい移転先を見つけようと思いました。


(※この記事は、2008年3月の記事に、加筆・修正したものです)




ちなみに今回の記事あたりから、当初テキストブログだった「あずき日記。」が、イラストブログに移行しています。
なので、当時描いたイラストは、あえて、そのままに。
必死に描いたことが懐かしいので、少々お見苦しくても、ご勘弁くださいね。

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ちなみに同じ頃造ったバナーがコレです。 下手ですが、応援お願いします。
11:30  |  女将ヒストリー  |  トラックバック(0)  |  コメント(8)

Comment

うるうる・・・・

ワタシもいっしょに涙しちゃいましたわv-395

あずきさんの誠心誠意の気持ちがお隣さんに通じたのですね。
しかも励ましてくれるなんて!

いつもビジネスをやっていて思うのは、応援団の方々がどれだけいるかが会社の強さ、ってこと・・・
あずきさんたちにはたくさんの応援団がいらっしゃる。
お二人の誠実さが誠実な人々を呼ぶんですよね。

ワタシたちが窮地に立たされた時にしたことは『敵の繁栄を祈る』でした。
本で読んだときに「そんなことできるわけない」と思いましたが、今では難無く心からできるように。
それ以来多くの人々に助けられて今があります。

あずきさんたちがより多くのお客様をしあわせにされますようにe-420

となりのおばちゃんの後姿サイコーです。
これにもウルッと来ちゃいます・・・
天国の海 |  2008.03.23(日) 19:36 | URL |  【編集】

このお話を拝読すると、尚更、あこぎな大家さんの印象が強まりますね。

というのも、おばあさん話のわかる方じゃないですか!

でも、いい方向に展開してますね(したんですね)~♪
みちい |  2008.03.23(日) 20:07 | URL |  【編集】

おばあちゃ~~~~んッ!! 
・゜゜・(/□\*)・゜゜・わ~ん!!

そんなふうに、人の気持ちの分かるおばあちゃんに
なりたいものです。
他人に優しい人って、ホントにステキ。

ステキな人との出会いは、
人生を明るい方向へ導いてくれるんですね。。:*:・(*´ω`pq
はちみつココア |  2008.03.23(日) 23:40 | URL |  【編集】

ようやく時間が出来ましたv-238

うーん・・・大家さん、どこまでも自己中心的っe-282
それに引き換えおばあちゃんの凛とした素敵な姿勢e-420

ようやく話しが良い方向へ向かいだして安心です。
早く続き読みた~いp(^▽^q)

P.S.
女将さん、イラスト上達早過ぎっe-330
構図もばっちぐ~v-218
きゅー |  2008.03.24(月) 09:32 | URL |  【編集】

昨日の分から続けて読みました。
泣いちゃいました。
嵐のない海は無い・・・本当にそうですよね。
私も旦那が脱サラする時『新しい生活=希望』の方が大きかったです。だから今のギャップに落ち込むこともあるんでしょうけど、何の仕事しててもいつもいつも良いことだけじゃないですもんね☆
旦那の妹に言われた言葉『ハチャメチャな兄ちゃんの人生に寄り添ってくれて感謝してます』今でも心に残る言葉です。

しかし、ウチにはもうひとつ大きな試練がやってきました。
ここで言うことじゃないかもですが、妊娠発覚。utaさんと同じでパソコンの前に座ると気分不良になってたので、時々お休みしてました。
現実を考えて悩みに悩みましたが、産もうと思います。

話は戻って、隣のおばあちゃん、最高です。あずきサン夫婦の誠意が伝わったんですよねv-353捨てる神あれば拾う神あり!
きっとその時は、そのおばあちゃんが神様のように見えたでしょうね。
あずきサンの自分の幸せは自分で掴もうとしてる姿もカッコイイですe-420



ゆきこん |  2008.03.24(月) 11:45 | URL |  【編集】

コメントありがとうございます

akikoさん
>>『敵の繁栄を祈る』
う~ん、深いですねぇ。
akikoさんは、ずっと高いステージにお上がりになってる。

私たちはボ~ッとしているので、今までで、明らかに「敵」だと感じた人は
大家さんだけです。(笑)
この後、彼とどうなったかも書くつもりですので、よかったら読んでください。

みちいサン
長~い「グダグダの章」を過ぎたので、あとは結構サクサク進みます。

これからは、イライラせずに読めると思いますので、今後とも見守ってください。

はっちーさん
当時の私たちは、ちょっと人間不信になりかけていたので、おばあさんまで
私たちの「敵」なのかも知れないと、ナーバスになっていました。
おばあさんは、フツーに「許せること」と「許せないこと」を判断してくれたみたい。

今でも町ですれ違うと、大声で挨拶してますよ♪

きゅーさん
ホント、長いことご心配おかけしました。

イラストは、ワタシの頭にある「イメージ」を描いているので、
やっぱ稚拙になってしまいますね~。
皆さんが本物を知らない場合は 「こんなもんかな~」と
思ってもらえるんでしょうか?

ゆきこんサン
うわ~、赤ちゃんできたんだぁ。
おめでと~~~!ヽ(〃≧∀≦)ノ☆゚'・:*☆

つわりで苦しい時に、あんな船の絵とか描いちゃってゴメンね。
文も長くて気持ち悪かったでしょ?

いろいろ考えるだろうけど、とにかく子どもを授かったことは喜んでね。
お母さんが明るくしてるのが、子どもには一番だよ。
あずき |  2008.03.24(月) 12:20 | URL |  【編集】

用意されてた

ということでしょうか? 差し伸べる手が。。

逃げずに前に進み、障害物を取り除こうとしたときに
「助けて」という声を発したら救いの手が伸びる。

そのように用意されていた。と感じました。

その用意を無駄にしてしまう人も多いなか、
おばあさんの温情を受け取れたあずきさん、幸せ者です。

ワタシも、ゆきこんさんの記念すべき「ご懐妊発表」を
目にすることができて幸せです。
きらりん |  2010.06.22(火) 13:09 | URL |  【編集】

コメントありがとうございます

きらりんサン
ああ、そうですね~
この時、ゆきこんサンとこは、一番下の子が出来たんでした。

けど、こうしてみると、コメントも懐かしいですね。
もう一度読み返すと、ワタシも新鮮な気持ちになります。
あずき |  2010.06.24(木) 12:57 | URL |  【編集】

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