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2009.11.14 (Sat)

嫌な予感

今回の記事は、「改訂版・女将ヒストリー」 の第13回。
なお、1話目から読んで下さる場合は、こちらからどうぞ→ 「女将ヒストリー」

さて、自分で店を持つ場合、店舗選びは非常に重要な問題です。
チェーンのお店でさえ、出店する場所によって、お客さんの入りが違うのですから
店を決めるに当たっては、立地条件はもちろん、店の大きさや、駐車場の有無など
本来は、よーく考えた上で、決めるべきだと思うのですよ。

けどね
うちの場合は、もう、この段階でつまづいてしまった。
なんと、うちら二人は、その点について、ほとんど話し合っていないのですから。

要するに、あそこで開店したのは、ほとんど 成り行き
てか、彼が独立を決めたのには、実は、こんないきさつがあったのですよ。

ポリポリ 汗 苦笑

ワタシと知り合った頃の彼は、雇われの板さん。
けど、5つも年上なんだし、手に職があるのだから、「それなりの収入はあるかな?」
と思っていました。
が、どうやらそうでもないらしい。
OL時代のワタシはボーナスもあったので、年収でいえば、彼と同じくらい。
むしろ休みが倍あるワタシの方が、ずっと恵まれていたように思うのです。

でも彼は、それに対して、特に不満は持っていない様子でした。
独立してもっと稼ぎたいとか、もっと条件のいい店に移りたいとか・・・
そういう欲のようなものは、おそらくなかったと思います。

けれど、当時の彼は、もう30を超えておりましたのでね。
本人はともかく、周りが心配するワケ。
だって、彼は後継ぎではありませんから、そのお店をそのまま継げる訳じゃない。
ですから 「そろそろ独立する時期じゃないのか?」 と、周囲は気を揉んでいたのですよ。

もちろん、このまま居座ってもいいのですが・・・・
個人経営の小さな店では、従業員に払える給料にも限界がありますよね。
ですから、ワタシとの結婚を考えている彼は、そのへんも悩みのタネだったのです。

さて、そんなある日
彼の元へ、こんな話が舞い込んで来ました。
あるお客さんが、「自分のビルの1階が空いたから、そこでやってみないか」
と声を掛けてくださったのです。


やってみないか


しかも、彼が借りてくれるのなら、「格安でいい」
そのお客さんは、まるでタダ同然で貸してくれるような口ぶりだったそう。

ですから大将も、彼に考えてみるよう勧めたみたい。
特別よい物件でないにしても、家賃がタダ同然なら、失敗するリスクは少ないだろうと。

なので彼も、だんだんその気になってきましてね。
これはチャンスなのかも知れないと、前向きに検討し始めたようです。
てか、彼らは単純に、そのお客さんが 「好意」 で貸してくださるのだと信じていましたから。
お断りするのは、勿体ないと思ったみたいなのですよ。

たしかに、その金額を聞いたときは、ワタシも 「店の家賃にしては安いな」 と思いました。
ただ、安いには安いけど、その他の条件となると・・・・
立地条件や店の広さ、さらには建物の状態など、どれをとっても良い材料がない。
なので、ワタシとしては、安くて当然という気がしたのも事実です。

けれど、当時のワタシは単にシロートの彼女。
クロートの彼や大将が 「いい」 と言っているなら、「ふ~ん、そんなもんかな・・・」 と。
というか、当時は店のことに、関わるつもりもありませんからね。
別に余計なことを言う必要もないと思っていたのです。
なので、結局うちらはキチンと話し合うこともなく
彼は、そこでの独立を決めてしまいました。


さて、話は少し変わりますが
店を始める際には、たいてい ”改装費” というのも必要になってきます。

この物件は、以前お寿司屋さんが入っており、その備品は、そのまま残っていました。
けれど寿司と割烹とでは、案外勝手が違うんですよ。
ですから、いざ借りてみたら、想像以上に手を加える必要がありました。

最初は、あまりお金をかけないつもりだったのに
あれよあれよという間に予算が膨らんでいき・・・・

結局、家賃が安い代わりに、改装費が数百万。
そんなだったら、居抜き(即使える物件)の方が、初期投資が少なくて済んだのに・・・
けど、もう後の祭りです。

もちろん改装費以外にも、厨房機器や食器など、揃えるものは山ほどありますから
結局開店するには、相当の資金が必要になりました。

そして、うちの場合は、それをすべて借金で賄ったため・・・・・

借金の返済額が


毎月、家賃の倍に!!



s-あずきショック (10-2)



ああ・・・

これって一体どーなのでしょうか。



悪い予感はやはり的中し、次回のお話に続くのです。
(※なお、この記事は、2008年2月の記事に、加筆・修正したものです)



当時は嫁入り前なので、セコビッチを隠していました・・・。

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11:30  |  女将ヒストリー  |  トラックバック(0)  |  コメント(14)

Comment

ん??(‐ι‐)
今日はこの時間なのに、ギャラリーが静かですね?
この話が続きモノだからなのか、
それともゼニ臭がキツくてご遠慮なさっているのか・・・?
たとえ皆さんが後者だとしても、
わたくしはっちー、果敢に飛び込んでみせますッ!v-466

・・・・・。
とは、言え・・・。
(´A`)/ =3 ぅっぷ・・・。
ゼニ臭が・・・。


明日の「悪い予感の的中」とやらを楽しみに(?)
今夜は身体をしっかり立て直してこよ~っと。(逃亡・・・。)
はちみつココア |  2008.02.23(土) 21:10 | URL |  【編集】

時代はいつ頃のおはなしなのでしょうか?10年くらい前?

バブルが崩壊して銀行もお金を貸してくれない時代が長かったけど、それでも借金できたならご主人の腕が評価されてのことと思いますし、周囲も期待してのことかと思います。
とはいえ、独立して続けてやっていくって難しいですね。我が身をも振り返ります。
みちい |  2008.02.23(土) 21:18 | URL |  【編集】

はじめまして・・・・

今、読み終わりましたよー。
あずきさんの日記。
始めから、コメントも、ぜーんぶ。
ここ何日かかけて・・・夢中で。
うちも、いつの間にか自営です。結婚当初は勤め人のツマでしたのに・・・

今日のだんなさんの話、息子のこれからと、かぶります。イイエ・・かぶっては困ります。。。
でも、あずきさんのようなひとと出逢ってほしいなあーー

夫婦って、いいな。自営は夫婦の絆がい・の・ち・・・かなv-236
相手が居るからお互い、がんばれるのよね。。。きっと・・・
yapopon |  2008.02.23(土) 22:01 | URL |  【編集】

v-12娘がインフルエンザです。

タミフルは10代は使えないので、二晩高熱で苦しんでます。v-12

あずきさん、今なら話せるお店の苦労話ですね。明日も楽しみにしてます。
お菓子や |  2008.02.24(日) 00:08 | URL |  【編集】

うわ、続きが気になる~。そういうてきとうな計画書で本当によくお金を貸してくれたね。親切なのか不親切なのか。私は実はこっちの小規模ビジネスセミナーみたいなヤツを取って(3日間)その計画書みたいなものを作らされましたが本当に「こんなにお金がかかるのか(いつか個人事業主になりたいので。あ、食べ物やじゃないけれどね)」とあぜんとした覚えがあります。こちらの個人事業主はこういうクラスをとって計画書を何人かの先生みたいな人に見てもらってそれを銀行に持っていくのが義務みたいになっています。というのは店でもなんでもつぶれるというのは景気、経済にとってよくないことだからね。
今話題のサブプライムローンも確かに金を貸した側も悪いけれども借りるほうも自分の給料がわかっているのに何で借りたんだろうって思います。
uta |  2008.02.24(日) 07:57 | URL |  【編集】

家賃の倍ですかi-198それはキツイですねv-393だって、その他に仕入れやら、光熱費やらあるでしょうから・・・あずきサンも苦労したんですね(涙)二足のわらじで・・・本当に頑張ったんですね(T_T)
うちも場所探しに苦労しました~v-356
うちはFCなんで、社員として働いて貯金してからって思ってたのが、社長が修行してすぐ店出そう!とか言うから、すべて借金です(┳◇┳)ビェーーーン
ま、本部を通してだからお金は借りれましたけど、旦那の実家が担保に入ってます。(書類上必要らしい)
家賃と借り入れの返済を考えると、店舗つき住宅を建てたほうが良かったのでは?と思いますが、その時はなーんにも分かりませんから言われるがまま。
唯一の救いは、店の駐車場が広いのと、立地条件がまぁまぁ良い事かな☆
続き、楽しみにしときます(^o^)丿
ゆきこん |  2008.02.24(日) 12:17 | URL |  【編集】

コメントありがとうございます

はっちーさん
んもうっ! はっちーめ、φ(*ーДー)ノホットイテ

この「女将ヒストリー」は、「あずき日記。」の屋台骨なのよ。
まあ、不人気連載なのが”玉にキズ”だけどね。

だから、たとえノーリアクションでも完結まで持っていくわよ。
覚悟しときなさい。

みちいサン
ァハハ・・(^д^;) 時代は辛うじて「平成」です。1997年ですかね?

○○万円 ←私らにとっては大金でしたけど、まわりは好景気の頃に開業した
人ばっかりだったので、それくらいの借金はすぐ返せると思ったみたいです。

みちいサンはしっかりしてるから大丈夫だと思いますよ。
夢に向けて頑張って下さい!

yapoponさん
はじめまして!
ぜ、全部読んで下さったんですか?!
嬉しいっv-238、でも恥ずかしい・・・v-356

ワタシがこのブログを書き続けている理由のひとつは
「自営の妻と励まし合いたい」です。

その割に、あまり知り合えてないので、コメントいただいて、すごく嬉しいです。
息子さんのことも含めて、ぜひぜひ励まし合いましょう!

お菓子やサン
まあっ、インフルエンザですか?!
二晩も高熱だと、グッタリでしょうね、かわいそう・・・。
娘さん、お大事に~。( *´д)/(´д`、)アゥゥ

お菓子屋サンは、大丈夫かしら?

utaさん
たしかに旦那さんが書いた数字は、かなり楽天的で、いまだに達成出来てません。
でも、たぶん、銀行の営業の人もお客さんだったので、大将とうちの人の人柄を
知っていて、貸してくれたんだと思います。

「何をしてでも、絶対返す」人なのは、間違いありませんから。

ゆきこんサン
うん、今も借金あるけど、住宅ローンだけだからね~。
当時は、アパートの家賃払って、店の家賃払って、更にその倍の返済
だから、ホントにキツかったよぉ。

うちも今まで店につぎ込んだお金を考えると、
「店舗付き住宅の方が得だったんじゃない?」とか言われます。
でも、ワタシは性格上”一緒くた”が嫌なので、今の形がベストかな?






あずき |  2008.02.24(日) 13:30 | URL |  【編集】

あずきさん、大変だったのね…。結婚するまで、女将さんになるって思っていなかったのに、そんなに借金…。
頑張ったのねぇ、なんか旦那さんは、あずきさんに沢山感謝してあげて欲しいわ。
mimi |  2008.02.24(日) 14:45 | URL |  【編集】

>mimiさん

ねえ、ホントに感謝してほしいわっ! ( ̄‥ ̄)=3

あの人、一度別の嫁と暮らしてみるといいのよ。
ここまで、コストパフォーマンスのいい嫁は、まず居ないんだからっ!
あずき |  2008.02.24(日) 16:03 | URL |  【編集】

v-12すごいことになってきましたね。ドキドキです!何年も何十年も前のこと?なのにとても臨場感ありますよ!
お菓子や |  2008.02.24(日) 21:03 | URL |  【編集】

>お菓子やサン

えっ、お菓子やサン、何故ここに? 
と思ったら、記事間違えたんですね?!

お菓子やサンったら、なんだかカワイイ。
ププ(*´・v・`)ププ
あずき |  2008.02.25(月) 00:06 | URL |  【編集】

始める時はみんなそうなのかな?

今だったら「そんなに美味しい話があるわけない」と
思えるんですが、

退職、独立。その気になっちゃったときから、
それまでお給料で地道にまかなっていたものが、
急にバ~ンとケタの違う金額の見積もりでも
そんなものなのかと思ってしまう。。

ワタシたちもそうでした。
まあ、ほんとにじっくりと損得計算できてたら、
給料取りやめて自営になることはなかったでしょうね。

ワタシたち案外「スリル好き」なんでしょうか。。
次回を楽しみにしてます。
きらりん |  2009.11.14(土) 14:28 | URL |  【編集】

実家が居酒屋の友達に『旦那が脱サラして開業する』って話したら、『そこのFCは苦労してる人が多いから止めたほうがいい』って、その友達んちの居酒屋の板さんが言ったらしいんです。それ聞いて不安になって旦那に言ったんですけど、旦那はもう開店目指してまっしぐらだし、成功するとしか思ってないから聞く耳持たないというか、何言っても『俺は違う』みたいな感じでしたね。
私も他の支店の奥さんに話しを聞きに行こうとか思いましたけど、子供二人が小さかったので実現できませんでした。
社長の言う事を鵜呑みにしてちょっと期待してた部分も確かにあったかな。『○○支店は10年で返済予定だった借金を5年で返した』とか聞くと、期待しますよねぇ。
まあ、その期待は裏切られたんですけどね。
私は自営の家庭で育ったので、旦那の考えは甘いな、と思ってましたが、言っても聞く人ではないから、やるなら付いて行くしかないかぁって感じでした。
あれから3年。
今はいつまで付いて行けるかなって感じ(笑)

このシリーズにコメントすると、ついつい長くなっちゃう
ゆきこん |  2009.11.14(土) 20:05 | URL |  【編集】

コメントありがとうございます

きらりんサン
ホントにねぇ・・・
今なら、「おかしい」と思うことも、当時は全部「そんなもんかな?」と思っていました。
やっぱ初めての時って、基準がないからダメですよね。
今なら絶対、あんなマツガイは起こさないのに。

ゆきこんサン
ふ~ん、そうなんだぁ。
ゆきこんサンの場合は、事前にネガティブな情報も耳に入っていたんですね。

>>このシリーズにコメントすると、ついつい長くなっちゃう
いいんですよ。てか、どんどん書き込んでちょうだい。
このシリーズの場合、フツーの主婦のヒトは、具体的なコメントしにくいでしょうから。
同じ自営妻からの赤裸々なコメントは、大歓迎です!
あずき |  2009.11.15(日) 14:19 | URL |  【編集】

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