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2010.04.23 (Fri)

ある裁判員裁判に思う

こんにちは、あずきです。

ワタシは、先日新聞で知って以来、この事件のことが、えらく気になっていましてねー

今日は少々硬い話ですが、皆さんにも一緒に考えて欲しいのよ。


う~ん 考える


それは、昨日判決が出た、ある裁判員裁判なんですがね

ご存知ない方もあると思うので、まずは、事件の内容から、おさらいしてみましょう。


指さし



意識不明の長男刺殺 母『嫁を苦しめては…』 

2010年4月22日 07時08分

 自殺を図って意識不明となり、生命維持装置につながれた長男=当時(40)=を刺殺したとして、殺人罪に問われた千葉県我孫子市、無職和田京子被告(67)の裁判員裁判が21日、東京地裁(山口裕之裁判長)で開かれ、検察側は「短絡的な犯行」として懲役5年を求刑。弁護側は執行猶予付きの判決を求め結審した。判決は22日に言い渡される。3日間にわたった公判では、母親が最愛のわが子の命を絶つに至った経緯が語られた。 (望月衣塑子)

 「長男の妻に呼吸器を外させるわけにはいかない。母ですから責任がある。六十六年間、幸せな人生を過ごさせてもらいましたから、(自分は)死んだものと思い、覚悟を決めました」

 和田被告は二十日の被告人質問で、あふれる涙をぬぐいながら、長男に包丁を突き立てた思いを語った。

 和田被告は一九六九年に結婚し、三人の子を育てた。二十年にわたり高齢者や身体障害者の福祉施設でボランティアを務め、二〇〇七年には民生委員になった。

 生活が一転したのは昨年七月十五日。長男が会社の屋上で自殺を図った。十日前に誕生日を迎え、陽気な笑顔を見せていた長男は、病院で生命維持装置につながれ、体に何本もの管が通されていた。医師から「意識回復の見込みはほとんどない」と告げられた。

 遺書には、数日前にトラブルに巻き込まれたことが書かれ「変な金を借り、念書も書かされた」と自殺の動機がつづられていた。

 重い金銭負担がのしかかった。自殺未遂の場合、精神疾患などがないと治療に保険が適用されない。殺害前日までの医療費は三百五十万円。その先も一日十万~三十五万円かかることになった。

 中学生の二人の子を抱える長男の妻は「積極的な治療をやめてください。無理ならば妻であるわたしが呼吸装置を外します」と医師に延命医療の中止を求めたが、脳死にまで至っておらず受け入れられなかった。

 和田被告は妻の背中をさすって「私が全力で支えるから」と励ます一方、「これ以上、彼女を苦しめては駄目」と思い至った。七月二十四日、民生委員の辞任届を提出する。

 翌二十五日朝、日記に「しっかりして京子。母だからね、産んだ責任」と書き記し、包丁を持って病院へ向かった。二十年前に長男と旅行した時に撮影した思い出の写真も胸に納めていた。

 和田被告は法廷で検察官から「今、どんな気持ちですか」と問われ、「人の道に外れた行いをしてしまった。長男がいない喪失感や、この手が殺したんだということが波のように迫ってくる。生涯わび続けます」と答えた。

 長男の妻は、十六キロも体重を落とした和田被告を見て涙を流し、「母がやらなければ私がやっていた」と証言。「母親は自分の子どもが大好きなのに殺すなんて、これ以上の苦しみはない。母を父の元に戻してあげてください。夫もそれを望んでいます」と訴えた。

東京新聞 Web版より引用)



どうですか? 事件のあらましは、大体ご理解いただけたましたでしょうか?


けど、おそらく皆さんもそうだと思うのですが

これって、胸が締めつけられるような事件ですよね・・・。


あずき胸痛い2



けれど、これは二時間ドラマの脚本ではなく、実際に起こった出来事なのです。
しかも、いくら殺人罪に問われたとはいえ
この被告は、決して私たちの理解を超える人物ではありません。

ですから変な話

うちのオカンだって、同じことをするかも・・・・。

あずき思い浮かべる

ワタシは正直なところ、直感的にそう思いました。



もちろん、彼女のしたことは、紛れもない犯罪。
そして、それは彼女自身、重々理解して行ったことです。

けれど、そこまで彼女を追い詰めたものは何なのか・・・・。

この事件に至るまでの経緯には
私たちが考えるべき問題が、多く含まれているように思いました。


というか、そもそも
【自殺未遂の場合、精神疾患などがないと治療に保険が適用されない】 って

皆さん、知ってました?


質問 提言 2




おそらく、この自殺した長男は、家族に迷惑を掛けたくないから自殺したのに・・・・

これじゃあ、言い方はアレですが、本末転倒。
仮に生命保険が下りたとしても
医療費の支払いで、家の財産は全て持って行かれるでしょう。

けれど、今の法律では
【脳死に至らない場合、いくら医師に頼んでも、延命治療の中止は受け入れて貰えない】
医師から 「意識回復の見込みはほとんどない」 と告げられた状態で
一日十万~三十五万円の医療費・・・・。
しかも、これは健康保険が適用されないケースですから
高額医療費等の救済措置も受けられないのです。

自分の息子のしたことが、ますますお嫁さんや孫を苦しめるようなこんな現実を生み・・・

被告が追い詰められていく気持ち、皆さんだって解りますよねぇ・・・。

けど、ワタシは関連した記事も、いくつか読みましたが
この事件のなかには、いわゆる ”悪いヒト” ってのは、一人もいないのですよ。
もちろん、”変な金を貸した相手” は問題でしょうが
担当した医師にしたって、苦しみながら、自分の職務を全うしたのでしょう。

ですが、あえて言うなら、この不幸の発端は、やはり息子さんにあったと思うのです。

おそらく、真面目で責任感の強いヒトだったと思うのですが

彼に胸に刻んでおいてほしかったのは


自殺は、「したら終わり」 ではないということ。



ですから私たちは、この事件を知ることで、
少なくとも、第二第三の息子さんになってはいけないと思うの。

すごく難しい事件ですが、自分に置き換えると、それだけは言えるかな。



ちなみに昨日判決が出て、この被告には、執行猶予がつきました。



幸せと不幸せは、常に隣り合わせ。


あずき頷いて聞く2


なんか、そんなことを強く感じさせられた事件でしたね・・・。

被告とお嫁さんには、これからも支え合って生きていって欲しいものです。





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11:41  |  時事問題  |  トラックバック(1)  |  コメント(10)

Comment

そうそう、昨日ニュースをみて
キャスターが「お母さん、どうぞ生きてくださいね。」
と話を結んだのが切なかったです。

裁判員のかたもつらいケースだったですよね。

仕事していたときにも同じように自殺のケースを多く経験しましたが 
たいていはもともと精神疾患(うつ)での通院暦や
診断があり保険適応だったんですげど
中には今回のような場合もありました。
家族の葛藤の様子や
「人工呼吸器はずせないんですか?」
「点滴減らしてください」「治療やめてほしい。」
の言葉も忘れられません。
lei |  2010.04.23(金) 13:19 | URL |  【編集】

本当に切ないですね。
読んでいて、涙が出そうになりました。

頑張って生きてもらいたいです...。

こあら |  2010.04.23(金) 13:22 | URL |  【編集】

昔の事ですが

元東京オリンピック柔道金メダルの、猪熊功が
東海建設(東海大学の関連)の社長となって
その会社が倒産したとき、彼はその責任を取って自殺

首に日本刀を刺して実行しましたが、なんせ柔道の猛者
首の筋肉が太いので、刺す程度で実行できるか自信がない

そこで親友に立会いを求め、確実にやり遂げたかどうか
看取ってくれと依頼、その時のやりとり

猪熊が首に刀を突き刺し
「どうだ、これで十分か!?」

親友 「まだまだ!」

このやり取りを後日この親友が発表しましたが
ことの是非はともかく、やるならここまでの覚悟で
やるべき、後に周りに迷惑をかけないこと

建前論から言えばやっちゃいけないことだけどね
酔虎 |  2010.04.23(金) 14:42 | URL |  【編集】

ほんとうにつらい事件。

延命治療のことや保険のことも含め、色々考えたけど、
どうしたらよかったのか、ワタシもわからない。。

人が生きていくのはこんなにもたいへんなのか、
と思う日もあります。

11歳の息子が今にも飛び降りそうな勢いでベランダに
向かったのを必死に止めたこともあります。

今、生きていることそのものに意味があると思い、
今、自分や家族が生きていることに感謝するばかりです。

考えてもわからないから、
あずきさんが先日言ってた、コトバをお借りして、

命は自分や他人が奪っちゃならないもの。
『そーゆーもの。』
きらりん |  2010.04.23(金) 16:00 | URL |  【編集】

やりきれない思いです。

初めまして。いつも拝見させてもらっております。
あずきさんの文章で、
“自殺は、「したら終わり」 ではないということ”
この一文がとても胸にささりました。
知り合いが自死したのですが、その家族の悲しみといったら・・・。
生きるという意味、決して皆一人で生きているのではないんだ、というのを改めて思いました。
kome |  2010.04.23(金) 16:41 | URL |  【編集】

そんな事件があったんですか。。。
本当に映画のようですね。「ミリオンダラーベイビー」なんかでは、延命装置につながれた教え子をコーチが最後のとどめを、ってあって、そんで、コーチはとんづらするんですけど、だからかなんかしっくりこないお話で、観ててむかつきましたけど(ってクリントイーストウッド苦手なんです)、この事件では、お母さんの大きさがすごくでたんですね。本当に一人で生きてる訳じゃないですもんね。そうですね、komeさんがおっしゃるように、どんな孤独だって一人で生きてる訳じゃないし、自殺したらおわりってわけじゃないもんね。今日も一日がんばります。
はなこ |  2010.04.23(金) 22:51 | URL |  【編集】

自殺とか殺人とか・・・
どこか自分とは無縁のことと思っていましたが
意外とそうではないと思ってきたかな
切ないことが多すぎて、年をとることの苦労を感じています
プチトマ |  2010.04.23(金) 22:55 | URL |  【編集】

そうですね。自殺はしたら終わりじゃありません。
完遂したとしても、
その借りたお金の返済をしなくてはけなかったり、
親戚から「そんな兆候見抜けなかったの!?」と嫁だけが責められたり。
なんにせよ、嫁と自分の子供がこれから大黒柱を失い
困るという事を考えなかったのか、
というのでよく妻は悲しいのではなく怒りがこみあげてくるそうです。
私達のことは考えずに先に1人でいこうとしたのかと。
小夜太社長 |  2010.04.24(土) 07:53 | URL |  【編集】

1日考え込んじゃいました

昨日、この記事を読んで、他の関連記事も読んで・・・
涙が出ました。でもこうするしかなかったのでしょうね。
私も零細企業の経営者です。ここんところの景気の
冷え込みで、資金繰りは悪化の一途。
あらゆる手を打ちながら必死に凌いでいますが、
死んだら保険金が入り、これ以上の借金を重ねなくても良い、
楽になるのにな。いやいや死んでしまったらお終い。ここが踏ん張り所!と、
日替わりで気持ちが変わり、今日も生きています。
「頑張って」といわれても、もうこれ以上頑張るところがないです。
そんな自身の状況と重ね合わせて読みました。


 |  2010.04.24(土) 16:18 | URL |  【編集】

コメントありがとうございます

こういう話題を取り上げる場合、割と反応にドキドキするんですよねv-356

ですが、皆さんも一緒に考えてくださったことがよく分かり
自分としても、「あえて書いてみて良かった」 と思えました。

これは、皆さんがおっしゃるように、本当にやりきれない事件ですよね。
けど、これは、アナタにもワタシにも、一歩間違えば、起こり得る事件なのです。
ですから、「こういう現実もある」 と知ることだけでも
意味があることだと思ったのですよ。
答えは出ませんが、考えることに意味はある気が。

で・・・
酔虎さんのしてくださったお話も、怖いですけど、ある意味正論。
ここまで出来る人じゃなければ、死んではいけないという気もします。

そして、最後にコメント下さった○○さん・・・。
どんなにお悩みだろうかと、コメントを拝見し、ワタシも胸が痛みました。

けれど、ご存知かどうか分かりませんが
ワタシの実家も、もともとは従業員10人程度の零細企業だったのです。
ですが、ワタシが小幼少の頃倒産し、うちの家族は多額の借金を背負いました。

ですが、ご家族があるのだったら
どうか自死だけは選ばないでいただきたいのです。

ワタシの経験上、借金のことは、いつか笑って話せる日が来ます。
けれど、自殺によって家族を失くした方は・・・・
一生涯、それを笑って話すことなど出来ません。

ですから生意気なことを言うようですが
家族を置き去りにして逃げないで下さい。
アナタが死んだ後のご家族に
そんな重い荷物を背負わせてはいけないと思います。
あずき |  2010.04.25(日) 16:09 | URL |  【編集】

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