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2010.03.26 (Fri)

Fさんの退院

こんにちは、あずきです。

いつもワタシは、12時ごろ病院へ行くのですが
昨日は少し遅れたのかな?
患者さんたちはデイルームに居たものの、もう、お膳は下げられていました。

けど、そこから1時までは、おのおのフリータイム。
だから、ワタシは部屋に移動すべく、婆ちゃんの椅子を引いてあげたわ。
いつもはここで、「お先に~」 と、一足先にデイルームを後にするのだ。


さあ行こか 椅子を引く

が・・・・

昨日は、「お先に~」 では済まなかったのよね。

というのも、左隣のFさんが、昨日で退院だったから。

前回の入院では、同じ部屋の方とも喋らなかった婆ちゃん。
だけど今回は、周りのヒトとも、ずいぶんお喋りしている。

で、中でもFさんとは、気が合うようなの。
どうやら彼女とは、お互いの部屋を行き来するほど仲良くなったらしいわ。

けど、今ここで席を立ったら、それが最後のお別れ。
だから彼女たちは、お互い
「ありがとのぉ~」「お大事にしてのぉ~」 と
二人とも、たいそう別れを惜しんでいる様子だった。
てか、それを聞き、ワタシも少々感傷的な気分に・・・。


けど、立ち上がった婆ちゃんを見て

あたしゃ ビックらこいちゃった。

s-あずきビックリ (4)



だって、あのヒトったら



涙 泣く

目も鼻も真っ赤



孫の結婚式とか、田舎に帰った時とか
周りが、「泣くかな~?」 と思っていた時には、全然泣かなかった婆ちゃん。

だけど、昨日は、確実に ”こみ上げて” いた。
もちろん、Fさんの目も真っ赤赤・・・・。

けど、この涙は、単に ”寂しい” というだけじゃないと思う。
だって、ワタシが以前聞いた話によると、Fさんちは、世話してくれる娘さが、今、大変だから。
ご主人がガンなってしまい、それだけでもパニックなのに・・・
Fさんが帰って来ると、娘さんは、二人を世話しなきゃいけないのだ。

だからFさんは、退院するのが、本当はツライ。
そして、それを知っていながら
「元気でやってのぉ~」 としか言えない、婆ちゃんも・・・・。

いろんな意味で、周りに世話になっている自分たちでは
心で思うことと実際やれることに、ギャップが大きい。
だから、お年寄りたちは、思っても言葉には出さないことが多いのだ。


てか、ワタシは、病院へ通うようになって、いっぱいいろんなことに気付いたけど

お年寄りはいつだって、若い人たちに気を使っているのだ。

だって、あのヒトたちは、自分が疎まれることが、何よりもツライから。



だから、ワタシもFさんに、何もしてあげられないのが、すごくツライ。



だけどFさんから言われた、この言葉にだけは

「はい」 と何度も頷いて帰った。

グスン 泣く 涙


「これからも、お婆ちゃんを大事にしてあげてね」

「はい、それだけは約束します」





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10:47  |  再度リハビリ  |  トラックバック(0)  |  コメント(5)

Comment

「火の魚」(NHK芸術祭大賞作品)

先日放送されたのでご覧になった方も多いと思います
実に感動的な作品でした

主人公(初老の作家)が癌の転移に苦しむ女性編集者を
病院に見舞った帰り、帰路の船上でつぶやく言葉

「今生生きていたら、またどこかで会おう!」

大病をした人なら、誰でも共鳴するセリフです
運よく生き延びたなら、またいずれ会おう・・・

婆ちゃんの涙も、恐らく同じ心境だったんじゃ
ないでしょうか

お互い高齢で、今度いつ会えるかどうか分からない
或いはこれが今生の別れとなるかもしれない

その気持ちがお互い分かってるだけに、よけい
つらいサヨナラだったのでは・・・?


「火の魚」、すばらしいドラマでした
再放送があればぜひご覧になってください

最後のシーンは、10年禁煙してた主人公が
空に向かって「タバコ、吸いてー!」とほえるとこで終わり

ガンで苦しむ恋人への切ない思いを見事に
表現した名セリフでした
酔虎 |  2010.03.26(金) 16:10 | URL |  【編集】

はじめまして

いつも更新楽しみにしています。

前々から素敵なおばあちゃんだなぁと思ってファンだったのですが、ますますおばあちゃんFANになりました。
本当に優しい方なんですね。

元気でやってのぉの一言に私も涙です。
まんじゅう |  2010.03.26(金) 20:17 | URL |  【編集】

そうですね、お年寄りって、自分が役に立つの、すごいうれしいのよね。

舅もとっても気を使ってたなーって思い出しちゃいました。ってうちのご隠居も気を使ってますけど。

年を取るとだんだんと、子供や若い人にたよっていかなきゃいけないから、それに優しい方だから気を使うんですね。
はなこ |  2010.03.27(土) 06:57 | URL |  【編集】

人は生まれてきた時から

誰かのお世話にならなきゃ生きていけないものだから、

できるときは、誰かをお世話させていただく。

そうでなくとも、あかちゃんは可愛さで
お年よりは、その存在で、

だれかの役に立っている。

とは言っても、体が思うように動かないのは、はがゆいでしょうね。

幸い、Fさんはコトバがちゃんとしゃべれるようなので
娘さんにねぎらいのコトバをかけたり、感謝のコトバを伝えたりと、
Fさんらしく、お役に立つことがきっとできますね。

あずきさんのおばあちゃんがあずきさんに
心の青空をくれたみたいに。。

きらりん |  2010.03.27(土) 09:50 | URL |  【編集】

コメントありがとうございます

たしかにこれが、ワタシくらいの世代同士だったら
退院後も、(メアドを聞き合ったりして)おそらく付き合いは続けられるでしょう。
でも、あの二人にとっては、酔虎さんがおっしゃるように、おそらく”今生の別れ”・・・。
それが分かるだけに、ワタシも泣けてきました。

酔虎さんオススメの、そのドラマも
再放送があったら、ぜひ拝見しますね。
あずき |  2010.03.27(土) 13:52 | URL |  【編集】

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