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2009.07.22 (Wed)

密葬にて

こんにちは、あずきです。

私たちは昨日、あるお葬式に行ったんですがね。
そのお式では、喪主のご挨拶に感銘を受けました。

なので、今日はそのことを記事にしてみようと思います。
ワタシの拙い文章で、上手く伝えられるかは自信がないのですが・・・・


さて、出掛けるお葬式の中には、ご本人と直接面識のない場合もありますよね。
昨日も、ワタシに限っては、ほぼそういうケースでした。

亡くなられたのは、お世話になっている方のお父さん。
具体的にいうと、彼が長年修業したお店の、奥さんのお父上です。

本来であれば、そのお店のお客さんだけでも、参列者の数は相当なものでしょう。
三十年近く続いた割烹ですから、常連さんは、そりゃあもう、おびただしい数です。
他のご兄弟の関係まで含めると、かなり盛大なお葬式になるはずでした。

けれど、ご家族で相談された結果、選ばれたのは、ごくごく身内だけで送る”密葬”という形。
葬儀が終わるまでは、お客さんやご町内にも一切告げないと決まったそうで、私たちにも緘口令が敷かれました。

実際、葬儀の出席者は、20名ほど。
親戚の中でも、子や孫・曾孫という、濃い間柄の人だけのお式でした。

ですから、そこに私たちが呼んでいただけたのは、逆に、「いいのかな?」という感じ。
もちろん自分たちも、最後のお別れをしたい旨、お願いしてはいたのですが・・・・・
断られたとしても、それはそれで仕方ないと思っていたのです。

思えばここのお宅には、彼は家族ぐるみで可愛がってもらいました。
彼が15で大将の下についたときは、大将夫妻も、まだ30代半ば。
当時小学校に上がるか上がらないかの子どもさんたちとは、まるで兄弟のように過ごしたそうです。
特に、奥さんの実家は、店と目と鼻の先にありましたので
ご両親はじめ、そのご家族と顔を合わせることも、しばしば。
彼にとっては、自分の親戚並みに、お世話になったお宅なのです。

とはいえ、それから早30年・・・。
ご両親は揃って90代を迎えられたものの、お父様は、ついに天に召されることに。
ただ、世で言うところの大往生ですから、湿っぽいお式ではありません。
特に、ご本人との思い出が殆どないワタシなど、涙が出ようはずもありませんでした。

けれど喪主である弟さんの挨拶をお聞きした時
ワタシは思わず、鼻の奥がツンとしちゃった。

「ああ、ここに私たちがいる意味は、ちゃんとあるんだ」
ワタシは亡くなった方を送るという意味において
そのご挨拶から、大切なことに気付けた気がするのです。

人によっては、なんてことない挨拶に聞こえるのかも知れませんがね・・・

ワタシ自身は感銘を受けたので、ここにその内容を書き留めておきます。


皆さん、本日はありがとうございました
最後はご縁の深かった皆さんに静かに送ってもらえ、
父も喜んでいることと思います。

実は父が亡くなった後
私は、初めて父がつけていたという日記を読みました。

しかし・・・
その日記の内容は、自分の想像をはるかに超えるものでした。

そこにはビルマをはじめ、戦場の最前線で戦った父の
苦悩の日々が延々と綴られていたのです。

けれども、私はあの日記を読み、
これは後に残された自分たちへのメッセージなのだと受け取りました。

多くの仲間が死んだあの戦場から
父はとにもかくにも、生きて日本に帰った。
そのおかげで、今ここにいる私たちが存在するのです。

ですから私たちは、父の死後も、残された母を支え、
お互い助け合っていかなくてはいけません。
これから先も、私たちが仲良くし続けることが、
父への最大の供養だと思うのです。



そうですよね・・・・。

お父さまの人生がなかったら、、彼と大将夫妻が出会うこともなかったのです。
私たちが店を続けてこれたのも、ご夫妻のお力添えがあったからこそ。

だから、お父さまがどんなに苦しくても、生きて帰ってくださったことに、私たちは感謝しなければならない。お父さまが、”生きてくださった” ということは、それだけで、とてもとても意味のあることなのだ。

ワタシは、彼の申し出を快諾し密葬に招いて下さった弟さんの気持ちが、心に沁みました。

私はこのご家族と出会えた自分の人生を、神さまに感謝したいと思っています。


お祈り





バナーお辞儀_2 バナー接待おじさん

ヘタな文章ですが、応援お願いします。

13:17  |  仏事日記  |  トラックバック(0)  |  コメント(10)

Comment

よく怪しいTVで

先祖供養しろいうけど、あずきさんの今日の記事心に沁みました。私も父を偲びましょう^^
母A |  2009.07.22(水) 14:40 | URL |  【編集】

いいお話ですね。仲良く助け合って家族が生きていく、そういうメッセージがこのブログからも流れてきました。しっかり受け止めましたよ。
uta |  2009.07.22(水) 15:38 | URL |  【編集】

えにし

お葬式は個人を送るセレモニーではありますが 
その方との深いえにしを結んだ方々が一堂に会する機会でもあり
ますよね。
肉親だけでなくその方が結んだえにしの広がりが今のあずきさんご夫婦にも
つながっている・・・。

皆そうなんですよね。
普段忘れがちな事ですが
大事にしたい思いです。

lei |  2009.07.22(水) 17:15 | URL |  【編集】

素敵なご家族ですね。東南アジアからの帰還兵の船が爆破されて、泳いでかえってきた、とかそんな話を聞くたびに、奇跡だなってわたしもおもいますもの。

明治、大正の男の人達は、おしゃべりじゃないから、特に戦争のことを詳しくしゃべりたがらなかったりして、そのかわり、きっちり日記つけたりして、そういうのでかいま見るお父さんなり、おじいさんっていうのは、こんな部分も引き出しにしまってたんだね、って発見ですよね。生きているうちにできるだけ、みんなの引き出しをあけてもらって仲良くしたいです。ってか私の場合、父のひきだしをこじ開けてますけど。。。

はなこ |  2009.07.22(水) 21:28 | URL |  【編集】

繋がっている。

パソコンがトラブルで、ケータイからです。

人の縁て、本当に神わざ?と思うことがありますね。

ご縁に感謝して大切にしたいです。

それから焼きたてもみじは広島駅北口のにしき堂本店で食べられると思います。

また広島情報あったらお伝えします。
きらりん |  2009.07.23(木) 00:07 | URL |  【編集】

ワタクシが生まれる前に亡くなってしまって、
写真でしかおばあちゃんを知らないのですけど、
おばあちゃんは長崎の戦火の中、ワタクシの母を身篭った身体で
生き延びたのだと教えられました。
終戦記念日に、毎年この事を想います。
母やワタクシ達が生きてるのは、おばあちゃんが頑張ってくれたおかげだなと。

今の自分があるのは色んな出会いがあって
たくさんの命がつながってきたからなのだなぁと、
感謝したいと思います。
はちみつココア |  2009.07.23(木) 00:16 | URL |  【編集】

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
 |  2009.07.23(木) 08:19 |  |  【編集】

コメントありがとうございます

地味~なマジ記事でしたが、コメントいただき、有難うございました。

実はこの弟さんは、年に何十回も講演を頼まれるような方です。
世の中が、まだ見向きもしなかった頃から、福祉関係のことに取り組んでらっしゃいました。
そのせいか、ひとつひとつの言葉が、ワタシの胸にス~ッと胸に入ってきたんですよね。すごく短い言葉の中に、大切なことが詰まった、素敵なご挨拶でした。

残された家族が仲良くすること。
これって、すごく当たり前のことなんだけど
それを故人の前で誓えることって、なかなかないと思います。
とてもいい場に同席させていただけ、神様に感謝です。 
(葬儀が神式だったため)(-∧-)
あずき |  2009.07.23(木) 13:27 | URL |  【編集】

あずきさんのコメントの後にごめんなさい。
今日読んで、本当に心に染みたので
お伝えしたくて一言コメントさせていただいました。

人を見送ることは、未来の自分達につながっていくことでもあるんですよね。
素敵な記事をありがとうございました^^
まめ7 |  2009.07.23(木) 19:33 | URL |  【編集】

>まめ7さん

こういう地味な話でも、まめ7さんのように、キチンと受け止めてくださる読者がいらっしゃるのが嬉しいです。
ホントに書きたいことを書かせていただけて・・・・
「あずき日記。」って最高だわ~♪
あずき |  2009.07.24(金) 10:55 | URL |  【編集】

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