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2009.10.21 (Wed)

帰るとこもナイ

今日の記事は、「改訂版・女将ヒストリー」 の第6回。
なお、1話目から読んで下さる場合は、こちらからどうぞ→ 「女将ヒストリー」

さて、
うちらがランチで行き詰っていた頃、また新たに、悲しい出来事が起こりました。
ワタシの実家が、家族バラバラになってしまったのです。
結局、父に裏切られる形になった母と妹は、住んでいた家を飛び出し
その数か月後、両親は正式に離婚しました。

けれど、そういったことを、ワタシはしばらく知らされていませんでした。
というか当時のワタシは、実家に出来るだけ連絡しないようにしていたので
まさかそんなことになっていようとは、夢にも思っていません。

ですから、それを知らされたときは

まるで、頭を拳銃でブチ抜かれたような気持ち。


電話でショック


が・・・・

なんとか昼の営業は、しました。
完全に ”上の空” ではありましたが、とにかく、するにはしたのです。

けれど、休憩時間になっても、心臓のバクバクが止まらず
ワタシには、心の持って行き場がありません。
もちろん彼には、一応話しましたが・・・・
うちの家族と彼とは、会った回数さえ知れている。
ワタシの気持ちが解ってもらえるとは、とうてい思えなかったのです。

うちの実家は、すごく複雑だったし、貧乏だったし。
子どもの頃から、嫌なことは、いっぱいありました。


けれど、今になって、また、こんな問題が起きようとは・・・・

ワタシはこの時、「神さまって、なんて意地悪なんだろう」 と思った。



ワタシは、とにかく一人になりたくて、川原まで走って行きました。


あずき走る



そして、しゃがみこんで、オイオイと泣きました。


泣く 悲しい



けど・・・
嫁いでいるワタシでさえ、こんなにショックを受けているんだもの。
家にいた母や妹は、どれほど辛かっただろうか。

ワタシは彼女たちのことを思うと、すぐにでも会いに行きたい気持ちでした。
そして、彼女たちに、「ワタシがついてるよ」「大丈夫だよ」 と言ってあげたかった。

けれど、今のワタシでは、店に縛られていて、会いに行くことさえ出来ない。
そして何より、今現在は、ワタシ自身が、全然大丈夫な状態じゃない・・・・・。

結局ワタシは何もしてあげられず
母はカラダ一つで、福井の実家に身を寄せることになりました。
本当なら、あのとき「一緒に住もう」 と言ってあげたかったけど
当時はそんなこと言える立場ではなかったのです。


が・・・、そのことをキッカケに、ワタシは少し変わりました。

もうワタシには、帰るところなんて、どこにもないのだ。
母だって妹だって、これからは自分ひとりで生計を立てていかねばならない。

ワタシがここから逃げ出したって、結局は自分ひとりで食べていかなければならない。
だったら現状を受け入れ、とにかく二人で借金を返していこう、と。

そんな風に腹をくくったワタシは、
ランチをやめて時間が出来た分、パートに出て働くことにしました。
他所で働くなんて格好悪いけど、もうそんなこと気にしていられません。
てか、パートだったら、時給何百円の世界。
とにかく行った分だけは、確実にお金が入るのですから。

そんな訳で、朝は家事を終えてから、3時頃までパートに行くようになりました。 
で、それが終わり次第、店へ行き、夜中まで女将さんの仕事。
家へは寝に帰るだけのようなもので、のんびり過ごす時間など、ほとんどありません。
で、その後その生活は、約10年続くことに・・・。

けれど、そのおかげで、借金の返済も終わり
途中からは、そのお金を貯金に回せるようになりました。
おそらく、そのときのお金がなければ、今のマンションのローンも組めなかったことでしょう。
結果として、彼のお義母さんや母と暮らせるようになったのですから
とりあえず、働きに行ってよかったと思っています。

でも、あんな生活・・・・・・
やはり、若かったから出来たんでしょうね。 
今から 「やれ」 と言われても、今の自分じゃ、体力的にも精神的にも無理そう。


ワタシは今でも、あの時のことを思い出すと、胸が締め付けられます。
あの時は本当に悲しかったし、自分は 「もう、誰も頼れないんだ」 と思った。


胸が痛い 胸が苦しい




ですから、今、母と一緒に住むことができ、お店まで手伝ってもらえる、この生活は

あの時のワタシからすると


カップを選ぶ

まさに、夢のような生活なのです。


(※なお、この記事は、2007年10月の記事に、加筆・修正したものです)



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